MC-500赤道儀の新旧比較

MC-500赤道儀の新旧比較

MC-500赤道儀の新旧比較

 MC-500赤道儀の新しいタイプは移動用としての改良(個人の感想ですが)がなされていますのでご紹介します。
 なお、MC-500赤道儀の取り扱については下をクリックしてください。
  ここをクリック → MC-500赤道儀組み立てのまとめ


ピラー部分
 ピラーは確実に自立します。又、ピラーに脚を全部収納できます。
運搬時の脚取付け部の出っ張りが無くなりました。
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 ピラー脚先端部のボルトでピラーの垂直調節が出来るようになっています。
ターンバックルの形状は簡略化されていますが、金属棒で強く締める事が出来ます。
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 水準器が新たに装備されています。
 黄緑色の物がそれです。




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 ピラー上部の台座が分離されてトップリングが装着されました。このリングはピラー上部、又は赤経体下部に取り付けたままにしています。組み立てる手間が省けます。

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赤経体

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 赤経体の下部に新しく2本のバーが取り付けられています。横から見るとボルトの頭が旧タイプでは4本、新しいタイプでは6本見えます。これが有ると赤経体を持ち上げるときの握り方が全く違っています。新しいタイプの方が断然持ちやすく、又、ピラーに載せやすいです。側面のデザインも違っています。



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極軸望遠鏡
 水準器付の極軸望遠鏡です。ピラーのセッティング時に水平にする必要は有りませんが出来るだけ水平にしておく方が後で楽です。照明は明視野照明です。極軸望遠鏡無しでは、取り付け部分の外観が少し違います。
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 赤緯体の北側面にスイッチが有ります。スイッチつまみの高さは低く抑えられているので引っかかって折れることは無いと思います。照度の調整はできますが一旦調整すれば後は扱う必要がないので、ツマミは窪んでいます。赤いキャップを外せば極軸望遠鏡が使えます。キャップは捻じ込みタイプです。

 MC-500赤道儀その1



 MC-500を組み立ててみました。室内では大きく見えます。カラーはMC-300と似ていますが僅かに濃いようです。塗装はMS-5のように厚くは有りません。

組み立て
 ピラーはピラー筒に収納されています。3本の脚を差し込んでバックルで締め上げるだけです。脚の先にはボルトが有り、高さ調整が出来るようになっています。ピラー筒の上部は赤経体を載せる部品が有ります。ピラーの径よりひとまわり大きくなっています。この部分はピラーに取り付けたままでも良いし、赤経体に付けたままでも良いです。移動して組み立てるときを考えると、赤経体に付けておくと、赤経体をピラーに差し込むことができ安全に組み立てられます。
 赤緯体を赤経体に取り付けるときは、赤緯体を天地逆にすると持ちやすくなります。赤経体にはピンが出っ張っていて、赤緯体の凹部にはまり込むと、赤緯体の4本のボルトが赤経体のネジ穴と合致するようになっています。組み立ての実際には、合いマークのシールを貼っていて、それを目印にしています。何しろ重いので、赤緯体を持ち上げたままで、合う位置を探す作業はトラブルの元です。
 天地逆になっている赤緯体にバランスシャフトをねじ込み、天地を戻します。バランスウエイトは7.5kgです。セットでは2個ついています。しかし、2こではC11のバランスをとるのがせいぜいです。今はK-ASTECさんから2個借りています。3個あればOKです。C14では4個使うでしょう。15㎏程度のウエイトを考えていますが、安全を考えると、外国のように7.5㎏バランスエイトをロールケーキのように連ならせる方が良いという考えも頷けます。
 
 今日はここまで・・・。続きは「明日のココロダー・・・」です。



背景がごちゃごちゃしていてすみません。背景はNinjya500の分解品です。
C11鏡筒とMC-500のホイールの大きさを比べました。   正面
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左側面                        右側面
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ピラーはターンバックルで締め上げます。        背面
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ピラーに取っ手が付きます。脚は筒に収納します。    赤緯体
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極軸周り                       ピラー上部
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2011/10/22-1
 昨日、MC-500を受け取りました。カラーリングはデモ用とは違って、MC-300をわずかに濃くしたような渋めのワインカラーです。「TOMITA」で組み立ててみました。重い割には組み立てやすかったです。ピラーの部材も円筒部分に収納できて、コンパクトです。赤緯体の上にトップリングを作ってもらっています。そこには、JP赤道儀に対応する8㎜と10㎜のネジ穴を作ってもらっています。写真は少し後になりそうです。

 課題は、コントローラーの使い方です。ボタンが5つです。メニューから入ってサブメニューへ・・・・・。あぁ・・・・。これから練習です。


K-ASTECのMC-500初期ロットタイプの組み立て

[check]K-ASTECの新型赤道儀「MC-300」は日々雑感の2011/06/09で紹介しています。
 午後から、天文ハウスTOMITAに行ってきました。目的はHα太陽像撮影用のCマウントの加工です。現在使っているCマウントアダプターでは、太陽像がやや大きめなので、一回り小さくするためにボーグのCマウントアダプターの長さを縮めてもらいました。

 TOMITAで望遠鏡を見たり双眼鏡を覗かせてもらったり、他のお客さんと話をしたりして過ごしていると、K-ASTECの川野さんが来店。今度の週末に開催される新潟での胎内星祭に出品する機材を、TOMIYAの天文カーに積み込みをするためです。MC-500や300、移動望遠鏡ガリレオなどの積み込みで、天文カーは満載状態になるようです。

 ところで、川野さんの車には、そのMC-500が積んでありました。MC-300より二回りほど大きく見えます。組み上がった姿を見たかったので、お願いして組み立ててもらいました。又、実際に持たせてもらいました。以下がその写真です。

 まずピラーの組み立て。3本の足を差し込みます。アルミ製です。径が太い割には軽いです。
 私が購入した物は、下の写真とは違っていて、3本のアルミ脚をピラーに差し込むタイプです。
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ターンバックルで締めあげます。
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赤経体は赤緯体より少しだけ重いですが、ヘラクレスの赤経体よりはるかに軽いです。楽勝で持っています。(右が赤緯体を持っている冨田さん)笑顔で持てる重さです。
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赤経体をピラーに載せました。ピラーへはキャップボルトで固定。
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赤緯体を赤経体に載せると円周沿いに溝が有りスムーズに噛み合わせられます。固定は4本のネジです。手で締められますが、更に締め上げたいときは六角レンチも使えます。バランスシャフトをねじ込むときは赤緯体を逆さまにしてセットすると簡単です。バランスシャフトは赤緯体と同じ回転をします。つまり赤緯軸は赤緯体を貫通しています。
左写真中央は川野さんです。
 購入後、何度か組み立て作業をしましたが、赤緯体を赤経体に載せるときは、先に赤緯体にバランスシャフトをねじ込んで組み立てをする方が安全に楽に行える事が分かりました。こうすると赤緯体ヘッドとバランスシャフトが連結されることにより、バランスシャフトと赤緯体ヘッドが固定された状態で赤緯体を掴むことが出来て、安全に組み立てることが出来ます。赤経体と赤緯体に、合いマークを付けておくと一発で組み立てられます。

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バランスウエイトを取り付けます。キャップボルトでシャフトに締め付けます。
左は側面、右は正面からの姿。
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背面からの姿。赤道儀の大きさが分かりますね。大きなホイール。(赤経の方が少し大きい。)魅かれますね。でも思ったより軽いです。
 クランプは軸の周り4カ所にネジが有り、そこをほぼ均等に力をあまり入れずに回してやれば十分に効きます。
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 キャップボルトで締める部分も有りますが、手でネジを回せる部分もあり、特に、赤経体と赤緯体を固定する部分は手だけで十分に固定されます。
 ホイール径が大きく、久しぶりに「欲しい」と思った赤道儀でした。WEBサイトの写真では、極軸高度を設定する部分に肉抜きが有り、どうなのかなと思っていましたが、実物を見ると全くの杞憂でした。一応、固定設置らしいのですが、いえいえ移動で十分使えます。MS-5やヘラクレス赤道儀より部品の「重さの上限」が低く抑えられていて、組み立てが楽でした。
 写真の赤道儀はデモ用ということです。実際は色が少し違うかも知れません。又、ホイールに使用している超超ジュラルミンは国内版では切削加工に適したアルミニウム青銅になるようです。細かな仕様はメーカーのホームページをご覧ください。

 ・・という事で、楽しい午後になりました。


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